☆ あなたの偏頭痛はなぜ治らないかを考える整体術

 私自身は偏頭痛の体験はほとんどありません。ただ何年かに一度、頭が痛くなることがありました。しかしそれはいつまでも続く痛みではないため、私自身の問題としてあまり考えたことはなかったのですが、整体師という仕事柄、偏頭痛をもっている多くのお客様の体をみてまいりました。頭の痛みが毎日続く苦しみは、不快というより耐え難い状況にあるとも言えます。偏頭痛持ちのお客様に尋ねますと、多くの方が薬や治療などでは治らないとおっしゃっていました。

 

 実は、お客様の言葉である「治った経験がない」という訴えは、私にとってはとても重要な情報と言えます。どういうことかと申しますと、同じ手技療法の名のもとに施術を行っても、効果がなかったということを意味するからです。ということは、どんな治療を試みたかを知れば、おのずとその問題点が見えるはずだからです。

 

 実は私の施術方法において、慢性的な頭痛や偏頭痛に対処出来なかった事例はありませんでした。だからといって、頭痛持ちの方すべての体をみたわけではありませんから、どの人にも100%私の理論が適応出来るという根拠はありません。しかし、多くの効果を期待出来るのも事実としてあるはずです。私ども整体院では、「偏頭痛が治りますよ」という項目を掲げて宣伝は出来ません(やっているところはあるようですが)。

 また、治せることを前提として施術をすることも出来ません(やっているところがあるようですが)。勿論、これらの意味は技術的に出来ないという意味ではありませんが、法律的にどうやら出来ないようです(詳しくは知りませんが)。

 ですから、当方に慢性的な頭痛や偏頭痛でお悩みの方から「そちらで治せますか?」というお電話をいただいても、お答えすることはありません。本当に残念なのですが、お答え出来ないのです。どうやらこれが法律らしいのです。本当のことをたくさん記載しますと、数多くの方々が、日々の辛さから救われると私も思います。

 

 ここで文章として問題のない範囲で、慢性的な頭痛や偏頭痛の問題を表現してみたいと思います。簡単な言葉を使いますと、慢性的な頭痛も偏頭痛も「体のゆがみ」や「体のひずみ」と表現される、体の変異が原因です。これらの体の変異は、段階的に進んでいきますが、治療家の人が実際にその問題を目視で、確認出来る事例は少ないと思います。ほとんどの場合、背中や肩のコリ状態の表れである筋肉部分などの、強い緊張状態を見つけているに過ぎません。

 実際の慢性的な頭痛や偏頭痛に関する「体のゆがみ」や「体のひずみ」を理解することは、とても難しいようです。私の整体法であるシモザワ整体力学療法の発想から見ますと、それほど難しいことではありません。このシモザワ整体力学療法の、考え方やメカニズムから見た体の新しい考え方「新整体術」により、解決に導くといっても過言ではありません。残念ながら一般的な整体術などの手技療法の技術範囲では、慢性的な頭痛や偏頭痛の問題を確実に解決に導くのは難しいのかも知れません。

 

 慢性的な頭痛や偏頭痛の原因を問いかけられますと「首、肩、胸、背中、腕、背骨などの変異を原因とした、体のひずみ状態が首の血管などを圧迫し、頭部に問題を引き起こしている」と、言うのが私の説明になるでしょう。こう説明しましたが、我々は学者ではありませんし、理論的な検証や臨床試験を行ったわけではありませんから、医学的に適切であるかどうかに関しては、述べてはおりません。

 ただし、極めて科学的な考え方であるシモザワ整体力学療法の、理論を基にしますと、頭痛や偏頭痛の施術として、ごく自然に問題が解き明かされていきます。

 整体術としてはまったく新しい考え方である、力学を基本とした体の問題分析や施術法である新整体術での論理で、解決出来なかった事例は今現在ありません。この体の問題に対する施術理論の実証的な事実は、むしろ科学の思考と言っても過言ではないでしょう。

 シモザワ整体力学療法という、整体術としてはまったく新しい考え方「新整体術」の理論を、言葉で表現することはとても難解なことでしょう。

 ですから、ホームページの文章だけの理解で治せる人はいないと思います。ですが、新たな考え方の導入としては十分かも知れません。

 

 少しずつですが、私のボキャブラリーも増え、言葉での説明が少しずつ上手になってきています。今までは私の理論の説明は、私の両手が表現する技術と結果がすべてでした。

 慢性的な頭痛や偏頭痛に対処する、技術の難易性としては、それほど難しいものではありません。ただし、そのメカニズムを理論的に表現致しますと、とても難しいものになります。世間一般では、難しい表現が得意な手技療法家もいらっしゃるようですが、意外とその方々の技術では、あまり対応出来ていないと言えるのかもしれません。

 なぜかと申しますと、いろいろな手技療法家の書籍を読みあさっても、私の頭ではまったく理解出来ないからです。何が理解出来ないかと申しますと、その理論も論拠も施術方法も治せるレベルでの意味の理解が出来たことはありません。その多くの場合で、「何でこんな面倒くさい言葉が必要なんだろう。ここをこうすれば瞬時に結果が出るものを」と、思っていたものです。

 

 結論としては、慢性的な頭痛や偏頭痛は対処出来ますと言えるのかも知れません。

 

                                                                     2016年 5月 10日  代筆 祐川

 

 

 

☆ 治せない偏頭痛は、背骨の正しい調整を 続けると、意外と簡単に痛みが消えていく  新整体術!

 背骨の正しい調整を続けると、頭痛や偏頭痛の痛みは消えていきますが、技術的なポイントとしては、背骨に加わる不必要な力を除去するように施術を行っていきます。そのためには、背骨に加わる不要な力を作り出している、筋肉的な問題を発見する必要があります。この筋肉的な問題に関わる力のネットワークの構成や、メカニズムを理解すると、筋肉的な問題を発見することが出来るようになります。この理解により、必然的に整体的な対応テクニックが生まれてきます。

 多くの手技療法の現場では、首や肩周りを始め背中などを揉みほぐす施術を中心として、頭痛や偏頭痛にアプローチしている場合が多いようですが、残念ながらこの考えには、胸椎や頸椎に加わる力の意味が理解出来ませんから、この部分における変異や不必要に加わる異常な力の存在を見極めることが出来ません。頭痛や偏頭痛などの頭部に発生する痛みの原因は、病院などで発見される頭部の器質的な問題以外の、原因不明の痛みの多くは、頸椎や胸椎の変異や不要に加わる不必要な力の問題を原因としている場合が、ほとんどであろうと予測出来そうです。

 

 頸椎や胸椎の力学的な変異は、残念ながら世間的には理解されておりません。ひょっとすると、この考え方は私だけが発見しているメカニズムかも知れません。私も体を触る中で、体における力学的な数々の影響を発見してからは、お客様の問題に対応する整体的な施術において技術的な苦労をしたことがほとんどありません。

 特に、胸椎や頸椎などに加わる力学的なメカニズムに関しては、世間の常識を打ち破るものでした。それは、整体という限られた手法の範囲に限らず、体そのものの基本構造的なメカニズムと言えるものでした。必然的にお客様の体の問題には、極めて安全に対応出来、数多くの難題や難問に明確な回答を私に与えてきました。

 特に医学では、原因不明とか対応方法が無いような問題においても、整体的なアプローチを安全に可能としてきました。なぜなら、これらの問題に関しても、力学的な見地から見ていきますと、明確な問題が体の表面に表れていたからです。そのことは普段の整体と何ら変わらないアプローチでよかったからです。勿論、普段の整体のアプローチと申しましても、体における構造力学的な理解や力のネットワークを始め、様々な力学的な意味が理解出来なければ、何一つ対応出来ないことは言うまでもありません。

 

 シモザワ整体力学療法の考え方のすべては、人の体の問題の多くに未来を作り出す可能性を持つ、これからの整体術と言えそうです。限られた時間の範囲ではありますが、少しずつ情報の発信の努力を続けたいと思います。

 

                    2016年 5月 18日  代筆 祐川