自分の健康を考える!!

 他人の健康には、とことん溢れ出る思考!

しかし、自分のことになると、まったくの無関心の人生!

そして、その長年のツケが一気に押し寄せてしまった今日この頃。

詳しくは、別の機会にお話しするのかも知れませんが、今回は、このツケがきっかけでつかんだ、貴重な経験が生み出した「ノウハウ」を紹介しますyo。

 

≪糖尿の血糖値を下げる!≫

 世の中、糖尿病の本当の怖さを知る人は少ないのではないでしょうか?しかも、結果として、生死の危険領域を三か月間体験し、無事、切り抜けた人は、さらに少なくなりますよね。

ここでの、お話は命に関わるレベルのお話になります。

1)自分で血糖値を下げる為に出来ることは?

 血糖値下げるには「食べ過ぎの食生活を改善して、散歩などの適切な運動を行う」ですよね。

でも、本当のところは分かりにくいのが現実でしょう。薬、食事、運動が基本ですね。

ですが、これを実践しても下がっていない方も多いのではないでしょうか?

 

 私が入院中には、血糖値を下げる時間(期間)が命に関わる問題でした。しかし、私が選んだ病院はいわゆる糖尿病の専門病院ではありませんでした。入院食にも特に糖尿病食はなく、インスリンを打つことで対処しておりました。しかし、私の身体の反応は、ドクターに「インスリン抵抗性型であまり薬が効かない人ですね」と言われました。この時私が考えたのは、当時切羽詰まった問題としての外科的問題を病院に任せ、血糖値に関しては自力で解決しようと試みていました。その当時行っていたことを、ここに紹介しますが、正しかったか否かは定かではありませんが、現に自分が生き残ったという事実と、その病院を退院後に勧められて行った内科の検査においても、正常という結果をいただきました。私が外科系の病院に入院した当初の血糖値は300~400代のとても高い数値を示していました。入院直前、四日間食事が出来ずに入院しましたから、入院前の血糖値は500をはるかに超えていたと想定できます。世の中では血糖値が500以上になると、昏睡状態になると言われているようです。ですが、私の諸々の要素から判断すると、私の血糖値は明らかに500を超えていたと思われるのです。この話はこの辺にしておきますが、肝心の私が入院しながら対処した方法を次に記載します。

 

① 病院食の中で糖質が多いもの(でんぷん質も含む)が重なった時は、そのどれかを減らす。例えば、ご飯とさつま芋と南瓜の料理が出たとすると、そのいずれかを食べないようにしました。

 

② 次に運動のお話です。運動といっても私の場合、一日のほとんどをベッドの上で過ごす日課でした。この条件下で糖尿病の血糖値に効果を出せる運動をしなければいけません。足はほとんど動かせない状態と、片腕は点滴というさらに厳しい条件の中で、動かせるのは片腕のみ。そこで考え出したのはこの片腕を様々な方向に動かす、その中である程度得意な位置と、不得意な位置、またまったく使えない位置、この三点に分けて運動をしました。また、この三点に対して腕の角度や位置を細かく制限し、これを一つの運動法と分類し、トータルとしての運動の細分化を計りました。このことの意味は他の項目でも紹介しておりますが、腕の位置と背骨の筋肉との連動性の問題であり、世間でいうところの体幹の筋肉を細かく強化していったのです。

 

③ 水分の補給は血液の濃度に深く関わります。つまり、ドロドロの血液を少しでもサラサラ状態に保つためには、水で薄めてあげることも大切なことでしょう。しかしながら、水分の補給には限度があり、ただ飲めばいいということではないでしょう。ここでの問題は血液の循環に関する流れの問題ですから、身体の全身運動的な筋肉の運動も水分補給と同時に重要と考えました。ですから、歩ける時は点滴をぶら下げて相当な時間、毎日病院内を歩くことをしておりました。

 

 以上の三項目の徹底で、わずか二週間ほどでインスリンを使わなくてもよい状態になり、入院二か月を過ぎ、三か月目の週に入ると血糖値も100を切り始め、最後は血糖値70という数字まで不自由の生活の中でもっていくことが出来ました。この間、体重は十数キロ落ち、体型もLLからLくらいに変わっておりました。

 

 糖尿病に関し数値の正常化を計るためには、食事内容が重要なことは言うまでもありません。しかし、より重要な項目としては運動の仕方にあると、私は考えております。

 結論を先に申しますと、無理な運動をしてもダメ。運動しないのはもっての他。また、日々筋力が落ちていってはダメ。むしろ毎日ほんのわずかでもいいのですが、筋力を上げて行くことが大切と考えます。だからといって、ウエイトリフティングやマラソンが良いかと申しますと、正直なところ「やめたほうがいいんじゃないの?」と思います。勿論、今現在、この運動をされている方に関しては話は別ですが、糖尿病になるほどの運動不足の人が、始める運動としては問題が多いでしょうということです。では、こんな運動不足の人が始める運動とはどんな運動が適切なのでしょうか。

 こんな質問がありましたら、私はこう答えるでしょう。「まずはラジオ体操をして下さい。」最初は出来る範囲でよいのですが、徐々にその量を増やして下さい。最初はラジオ体操第一と第二です。

 次に、このラジオ体操を一日、二度、三度と行います。これが無理なく出来るようになりましたら、ラジオ体操第一と第二を、二回繰り返します。これを一日三回程度行います。

 そして、これらも無理なくこなせるようになりましたら、三回目のラジオ体操の方法として、ゆっくりとした動きのラジオ体操を一回入れます。このゆっくりとした動きのラジオ体操を入れることによって、このラジオ体操の効果は飛躍的に向上します。

 つまり、ゆっくりとしたラジオ体操の動きを取り入れることで、身体にとっては体幹に作用し、体幹はまったく違う動きと判断してきます。つまり、ラジオ体操のスピードを落とした体操を取り入れることで、身体は今まで使っていた体幹の動きに対して、まったく異なる体幹を使用することで初めてゆっくりの動きが出来るのです。

 よく気功といえば、どこかの公園でゆっくり動く姿を目に浮かばれる方もいらっしゃると思いますが、このゆっくりとした動きは、体幹を鍛える初歩的なアプローチとしてとても有効でしょう。参考までに中級レベルの体幹を鍛えるポイントを記載しておきますと、遅い動きの反対、即ち、素早い動きになります。しかしながら、素早い動きを効果的に体幹の筋力向上にアプローチさせるには種々のポイントがありますので、詳細は別の機会とします。

 

~糖尿病はこれで治る!~

 糖尿病を治すには、適切な運動が決め手になります。その中でも最重要なポイントは、体幹の筋肉を正しく鍛えることが決め手になります。つまり、適当に運動をしていても、その効果は期待出来ません。

 糖尿病は治らないという話があるそうですが、それは、治せる運動法が確立されていないのでしょう。私の長年の経験からお話ししますと、単純な運動では効果を出すことが難しいかもしれませんね。

 効果を出すためには、ある程度は若返る必要があります。そのためには、運動能力を高めるということになりますが、ここに深く関わるのが体幹ということです。

 また、無理のない体幹の筋肉向上のメニューが、世の中にないことが問題でしょう。運動と体幹の筋肉の働きが、正しく理解されていないことも、糖尿病に効果を出す運動が確立されていない原因の一つとしてあるのかもしれません。

 生活習慣として毎日の運動をどう取り入れるのかが重要です。私の気功教室でも、自分自身の健康力を向上させるメニューを、今後充実させる予定です。本物の外気功を教える気功が、自らの健康に目を向けた時、違いを、来年度は期待しても良いでしょう。

慧真導気功術も外気功主体から内気功主体に変化を遂げる時かもね!